TOP>>フロアコーティングが必要ない人とは?

フローリングを長くきれいに保つためのコーティング施工として人気なのが、フロアコーティングです。ワックスがけよりも仕上がりが美しく、耐久性にも優れているのが特徴で、フローリングを簡単なケアで長く維持できます。

しかしフローリングのお手入れの考え方によっては、フロアコーティングの施工は必ずしも必要ではありません。

本記事ではフロアコーティングが必要ない人と必要な人について、それぞれ詳しく解説します。 自身にとって、フロアコーティングが本当に必要なのかを再チェックするとともに、フロアコーティングのメリットについて、あらためて確認していただけると幸いです。

フロアコーティングが必要ない人

住宅の床にフローリングを使用している場合でも、フロアコーティングは必ずしも必要ではありません。下記に当てはまる人の場合、無理にフロアコーティングをかける必要はないでしょう。

フロアコーティングが必要ない人は掃除好き

毎日の掃除が苦ではない人

フロアコーティングのメリットのひとつが、掃除がしやすいことです。食べこぼしや飲みこぼしを拭き取りやすく、毎日のお手入れを簡素化できるという利点があります。 しかし、これは毎日のお掃除を負担に感じている人でないと実感を得にくいものです。日々のていねいなお掃除がそもそも苦ではない場合は、フロアコーティングの必要性は大きいとはいえないでしょう。 また、フロアコーティングは手入れがしやすいのは確かですが、まったく汚れが付かないというわけではありません。傷や経年劣化とともにコーティングの効果は低下し汚れが付着しやすくなることから、手入れの負担は次第に増えてきます。さらにいえば、さっぱりとした清潔感のある生活を維持したければ、フロアコーティングの効果はあるにしても、フローリングのひと通りの掃除をやるに越したことはありません。 日々のしっかりとしたお手入れがルーチンとして確立されているような場合にも、フロアコーティングの恩恵は実感しにくいかもしれません。

傷ができても気にならない人

フロアコーティングには、フローリングの傷を防ぐという効果もあります。フローリングの傷は修繕が難しいため、フローリングを長く美しく使いたい人にとっては、表面をいかに傷から守るかは、最も頭を悩ませる問題です。 傷からの保護はフロアコーティングの効果として大きいものですが、そもそも傷を気にしない人にとっては効果の実感を得にくい部分でもあります。 傷や経年劣化をそのまま楽しむという考え方もあるので、そのような人にとってはフロアコーティングが必ずしも必要ではないでしょう。

フロアコーティングをしない場合は何度でも張り替えできる人

何度も張り替えることに抵抗がない人

フローリングの汚れや傷は、リフォームで張り替えることで一気に解決できます。フローリングの張り替えを行うことに抵抗感がなければ、フロアコーティングでフローリングを保護すること自体にこだわる必要はありません。 張り替えは、施工の規模や費用の面から考えると決して気軽に行えるものではありません。しかし、フローリングを消耗品と考えて、将来的な張り替えを計画しておくという考え方もあります。また部分的なフローリングの張り替えなら、さらに簡単に行えます。 フローリングの張り替えに抵抗がない場合には、フロアコーティングの必要性は高くないでしょう。

フロアコーティングの剥離を懸念する人

剥離・再施工の難しさに懸念がある人

施工の方法やコーティング材の種類にもよりますが、いったんコーティングをすると剥離ができません。そのためコーティングを剥離して再施工をしようとしても、剥離処理がきれいにできず、再施工の仕上がりに悪影響を与えるケースも少なくありません。 フロアコーティングしてもらったらイメージと異なる仕上がりになってしまったようなケースでは、再施工にともなう処理は簡単ではないうえに、居住中の住居内で施工を行うことになるため、生活の負担は少なくありません。 再施工に対する懸念がある人は、フロアコーティング自体に慎重になるべきでしょう。

フロアコーティングが必要な人

フロアコーティングはフローリングを保護し、美しさを長期間維持できる優れたコーティング施工です。見た目の美しさ以外にもたくさんのニーズに対応できるため、目的に合えば非常に高い満足度をもたらしてくれる施工法です。 ここではフロアコーティングが必要な人について見ていきます。

ワックスがけから解放されたい人はフロアコーティングが必要
ワックスがけから解放されたい人はフロアコーティングが必要

ワックスがけから解放されたい人

フロアコーティングを行わない場合、フローリングのお手入れはワックスがけで行うのが一般的です。ワックスは半年に1回程度の間隔で塗り直し が必要で、メンテナンスの手間が非常にかかります。また、ワックスは水に弱いため、一度ワックスをかけた後は水拭きを行えないなど、日常的なケアも行いやすいとはいえません。 ワックスは、フローリングを傷から保護する能力が低いこともあり、取り扱いに繊細にならなければならないのもデメリットです。 一方フロアコーティングは耐久年数が長く、施工後は水拭きやアルコール拭きも可能です。ワックスがけを負担に感じている人にとっては、フロアコーティングは非常におすすめです。


フロアコーティング施工前(リビング)
UVフロアコーティング施工後(リビング)

きれいな状態を長く保ちたい人

フロアコーティングでは、フローリングの表面を硬度のあるコーティング剤で保護します。そのため、フローリング表面のきれいな状態を長く維持でき、床面の劣化を抑えられます。 傷やへこみを完全に防止できるわけではありませんが、ワックスがけなどの方法と比べると保護能力は高く、美しい状態を長く保てます。

傷が付きやすい床材の家に住んでいる人

フロアコーティングをすると、床材に傷が付きにくくなります。また一度施工すると、長いものでは20年以上 にわたってフロアコーティング加工による効果を維持できます フローリングは、材質によっては非常に傷が付きやすく、日々の使用にも気を使わなければなりません。傷の予防とケアが負担になっている場合は、フロアコーティングを検討してみるとよいでしょう。


フロアコーティング施工前(階段)
UVフロアコーティング施工後(階段)

子どもやペットがいる人

フロアコーティングは、小さなお子さんやペットのいるお家にもおすすめです。小さなお子さんの場合、日々元気に動きまわるなかで、どうしても壁や床に傷を付けてしまうことがあります。特に床材が弱い場合、お子さんが物を引きずって傷が付いてしまうことも少なくありません。 またペットを室内で飼っている場合、爪によって床面に傷が付いてしまうことがあります。しかしフロアコーティングすることで、表面に傷が付くことを極力防止できます。 また、床材によっては表面がつるつると滑りやすく、ペットが転倒してケガしてしまうことがあります。フロアコーティングのなかにはこのような事故を防止するため、表面に滑りにくい加工をしたものもあります。小さいお子さんがいるお家や、ペットとの毎日を快適に過ごしたい人にも、フロアコーティングはおすすめです。


フロアコーティング施工後(最高の艶)
UVフロアコーティング施工後(廊下)
UVフロアコーティング施工後(リビング二枚め)
UVフロアコーティング施工後(キッチン)

飲みこぼしや食べこぼしの跡が残らないようにしたい人

フロアコーティングは床材の表面を完全に覆ってしまうため、飲みこぼしや食べこぼしが床材に直接触れません。そのため床材に汚れが染み込むことがなく、跡になりにくいのがメリットです。 また表面に傷が付きやすい床材は、汚れが傷に付着しやすくなります。掃除で汚れを取りにくくなってしまうので、お掃除の負担を減らしたい人にもフロアコーティングはおすすめです。

部屋の雰囲気を明るくしたい人

コーティング剤が部屋の光を反射するため、部屋の雰囲気が明るくなります。ワックスがけの場合は、何度も繰り返すことで黒ずみが生じることもあり、 部屋の雰囲気に影響を与えてしまうことがあります。 清潔感のある明るい部屋での生活をイメージしている人は、フロアコーティングを検討してみるとよいでしょう。

自宅を新築・リフォームした人

一般的に、フロアコーティングを行うタイミングは、新築直後やリフォーム直後など、部屋を使用する前がよいとされています。 フロアコーティングは床材の上に加工していくため、生活を始めてからでは家具の移動が必要となり、コーティング前に傷や汚れが付いてしまう可能性があります。せっかくの効果が下がらないよう、フロアコーティングするなら、新築・リフォームの直後がチャンスです。

まとめ

フロアコーティングはフローリングをきれいに維持してくれるとても優れた施工法です。 施工には床面積や床材に応じた費用が必要となりますが、床材の傷や汚れを防いでくれるため、毎日の掃除が簡素化できます。また、ワックスのように、定期的な塗りなおしの必要がないこともメリットです。 傷が付きやすい床材の家に住んでいる人や、子どもやペットがいる人、自宅を新築・リフォームした人などにフロアコーティングはおすすめです。「フロアコーティングがご自宅に合っているか、プロの目線から判断して欲しい」といった場合にも、ご気軽にお問い合わせください。

コラム更新日:2022年8月22日(月曜日)

フロアコーティングFSSCOAT

専任プランナー:佐藤恭典

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