TOP>>フロアコーティングの保証期間や内容は?保証書のチェックポイントも解説
初めてフロアコーティングを依頼する場合、さまざまな不安がつきまとうかもしれません。保証期間や内容は、フロアコーティングを施工する会社によって、大きく異なります。
しかし保証期間や内容には目安があるため、参考にしながら施工会社を選ぶことも可能です。
施工会社選びに失敗しないためにも、本記事ではフロアコーティングにおける保証期間について紹介します。保証書についても解説しますので、参考としてお役立てください。
フロアコーティングの保証期間は、意識をしなければ流してしまうポイントでもあるかもしれません。
ただ単に長い・短いだけで判断してしまうと、後悔をするおそれもあります。フロアコーティングの保証期間についてきちんと知識をつけ、損をしないように準備をしておきましょう。
フロアコーティングの保証期間は、施工会社によって大きく提示年数が異なります。そのため、平均的な保証期間の目安を提示するのは、難しいのが事実です。
提示されている保証期間のなかには20年、30年と、かなり長期のものも見受けられます。かなり長期の保証を提示している施工会社では、35年という期間を提案していることもあります。
しかし保証期間については、長期であればあるほど安心というわけではありません。基本的にフロアコーティングの保証期間は、3年~5年の期間があれば十分です。長くても、10年の保証がついていれば安心といえるでしょう。
20年以上の長期保証を提案している会社は、年数のインパクトのみを狙っていることもあり、実際に利用者にとってメリットが大きいかは不明です。
フロアコーティングの施工は、保証期間を優先して考えるのではなく、自分自身がどのような保証内容を求めているのかを重視しましょう。
フロアコーティングの保証期間は、選ぶ種類によって期間が変動します。
たとえば・・・
・水性のアクリルコーティングは2~3年、
・油性のアクリルコーティングは2~5年、と比較的短期間です。
また、ウレタンコーティングは5~10年、シリコンコーティングは5~20年、ガラスコーティングは20~35年、UVコーティングは20~30年となっています。油性のフロアコーティングは耐久性が高いため、保証期間が長くなる特徴があります。
フロアコーティングにおいて、保証年数の長さだけで施工会社を選ぶのは避けたほうがよいでしょう。重要なのは、期間内に無償となる保証にどういったものが含まれるのか、内容をしっかり確認することです
もちろん、無償保証の内容が満足いくものであれば、保証期間は長ければ長いほどよいでしょう。保証期間内であれば、破損などを見つけたときにも無償で対応してもらえるのは、安心感も得られるはずです。
無償保証の範囲には、フロアコーティングによる作業が原因で、施工不良が見られた場合が含まれるのがほとんどです。ほかにも、フロアコーティングの塗り残しや塗りムラ、フロアコーティングの剥がれや密着不良、異物の混入、施工時の足跡や汚れがついているなどのトラブルがあった場合など、施工会社側のミスはすべて無償保証です。さらに、市販の薬品やアルコールなどの消毒品がもとで、剥がれや損傷が生じた場合も、無償保証の範囲内である傾向が強いです。ただし、長時間にわたって放置した剥がれや損傷は、有償保証になることが多いので、注意してください。
保証期間中であったとしても、有償保証になるケースもあります。代表的な例では利用者の過失による損傷や経年劣化による剥がれが挙げられ、ほかにはペットの爪が原因の損傷やキズ、工事完了後に発覚した他業者のミスなども、すべて有償保証になるパターンが多いです。また、施工会社は保証書の提示を求めることが多く、保証書が提示されない場合は有償保証になることもあります。保証書を提示されたならば、保証期間が終了するまでは大切に保管しておくようにしてください。有償保証の範囲も施工会社によって異なるため、気になる施工会社の保証内容はきちんとチェックしていきましょう。
フロアコーティングを施工する会社は、保証書を発行するのが一般的です。保証書の発行がない会社は悪徳業者のおそれもあるので、十分に注意しましょう。
保証書が発行されたら、それで終わりではありません。保証書においてチェックすべきところを見逃してしまうと、利用者が損をしてしまうリスクもあります。保証書をチェックすべきポイントをまとめましたので、しっかりと確認していきましょう。
まず保証書が発行されたら、長期保証のみを押し出していないかをチェックしてください。長期保証のみを掲げている施工会社があれば、きちんと内容も確認するべきです。いくら長期間の保証を掲げていようとも、内容がともなっていなければ意味がありません。
なかには長期保証でありながら、内容によっては無償で対応してくれないケースもあります。長期保証だからと安心してしまう方は多いかもしれませんが、内容を詳しく確認しないうちに安心するのは早いといえます。
保証期間の長さのほかには、どのような保証内容なのか、具体的な対応はどのようなものがあるのかなど、しっかり確認しておいてください。なぜ長期保証をつけているのかを確認するのもおすすめです。
フロアコーティングの保証期間のほかには、免責事項もあわせてチェックするようにしてください。たとえば、施工会社のなかには、傷や剥がれは日常生活でできたものでも無償で対応する、という内容を掲げているところもあります。
しかし無償対応とはいえ、条件がつけられていることも多く、結局は無償で対応してもらえなかったというケースも珍しくありません。
無償で対応すると書かれている場合でも、どこからどこまでが保障の対象なのか、あらかじめ明らかにしておく必要があります。保証内容のほか、免責事項について確認しておくことで後悔のない選択ができるはずです。
フロアコーティングの施工会社は保証書を用意していますが、場合によっては依頼前に保証書を実際に確認することも可能です。事前に保証書を確認しておけば、施工会社の保証内容をじっくりとチェックできます。
保証書を事前に確認する方法は、WEBサイトからの取り寄せです。保証書は施工会社のWEBのほか、電話からでも取り寄せられます。あらかじめ保証内容をきちんとチェックできるので、依頼してからの後悔を防げるでしょう。
保証書の取り寄せは、どの業者に依頼するか迷っている方にもおすすめです。複数の施工会社の保証書を取り寄せれば、保証内容について比較検討できるため、自分に合った業者を選びやすくなります。
フロアコーティングの施工会社を選ぶ基準に、保証期間の長さをポイントにしている方もいます。しかし、単純に保証期間が長ければ長いほどよいというわけではありません。
施工会社のなかには、長期保証のインパクトだけでアピールしているところもあるので、しっかりと自分の目で見極めることが大切です。
保証内容について事前に知りたい場合は、気になる施工会社のWEBサイトから保証書を取り寄せることをおすすめします。保証書で免責事項や内容を確認しておけば、保証期間に惑わされずに、本当に価値のある保証内容を精査できるはずです。
単に保証期間の長さだけで施工会社を選ぶのではなく、実際にどのような保証内容が用意されているのかを注視してください。
コラム更新日:2023年11月1日(水曜日)
フロアコーティングFSSCOAT
専任プランナー:佐藤恭典