フロアコーティングは、長く美しい床を維持できることが魅力ですが、場合によっては黄ばんでくることがあります。

せっかくのフローリングが黄ばんで見えると残念な気持ちになりますね。

とくに白など明るめのフローリングだと黄ばみが目立つ場合があります。

フロアコーティングは、ときに黄ばみが出るなど変色することがあります。

変色する原因にはさまざまなものがあり、コーティング剤によっても変色しやすいものとそうではないものがあります。

今回はフロアコーティングの黄ばみがでる原因と、そのほかのトラブルについて解説します。

以前に比べて黄ばみが気になっている方は、ぜひご参考にしてみてください。

フロアコーティングが変色する原因

フロアコーティングが変色する場合、どのような原因が考えられるのでしょうか。 はじめに、主な原因からチェックしていきます。

経年劣化

フロアコーティングが黄ばむ原因として考えられるのは、経年劣化による変色です。

コーティング剤は、さまざまな床トラブルからフローリングを保護する働きがありますが、その効果は永久的なものではなく、

経年劣化によりコーティング剤そのものが変色することがあります。その際に、黄ばんだように見えることがあります。

コーティング剤のなかでは、有機質のUVコーティングは長い間に変色する可能性があり、

ガラスコーティングは変色しにくい傾向があります。

化学変化

フロアコーティングを施した床の上に家具を置いている場合、床と接する部分に滑り止めのゴムなどが付いている場合、ゴムの成分と

コーティング剤が化学反応を起こして変色することがあります。

とくに有機質のUVコーティングは、長年の間に化学変化が起きやすい傾向があり、紫外線の影響でも硬化が進むこともあります。

化学反応を起こした部分は変色だけでなく、コーティング剤がもろくなる傾向があります。

もろくなった部分から剥がれる事も考えられるので注意が必要です。

太陽光

フロアコーティングで使用するコーティング剤は、透明なので太陽光が直接フローリングに当たります。

その影響で、フローリング自体が日焼けして変色することがあります。

太陽光はさまざまな波長の光が含まれているので、長く太陽光を浴び続けると、素材の成分が変化する可能性もあるでしょう。

日焼けを避けたい場合は、窓ガラスに紫外線カットフィルムなどを貼るか、カーテンを閉めておくなどの対策が必要です。

色移り

フロアコーティングを施したフローリングの上に、塩ビ製品のマットなどを敷いている場合、マットの色が移ることがあります。

塩ビ製品は化学製品であり、長くコーティング剤に触れていると、化学反応を起こすことがあるからです。

そのため、マットを敷く場合は色移りを起こさないか素材を事前に確かめるとともに、長期間敷きっぱなしにしないよう定期的に通気しましょう。

フロアコーティングの黄ばみの対処法

コーティング剤の黄ばみは、全体的に黄ばむわけではなく、部分的に影響を及ぼすやっかいなものです。

よく日が当たる場所だけ日焼けした、家具を置いていたところだけ化学反応を起こしたなど、さまざまな症状があるでしょう。

それぞれの原因に合わせて対処したいものですが、個人ではなかなか解決できないものがあります。

そのため、フロアコーティングの黄ばみを直したいときは、施工業者に相談してみましょう。

フロアコーティングを施した業者なら、補修やリフォームなど、現場に合わせた提案をしてくれます。

もし、広範囲に黄ばみがあってリフォームの必要性があったとしても、同じ施工業者に依頼できるなら安心です。

黄ばみが発生している部分に、最適なコーティング剤についてもしっかり相談できるでしょう。

失敗しない施工業者の選び方

フロアコーティングの施工業者を選ぶ際は、料金やコーティング剤の種類も気になりますが、1つの目安として施工業者の施工事例をチェックすることをおすすめします。

施工業者のホームページやInstagramの施工事例の件数をぜひチェックしてみてください。

施工に自信がある施工業者ほど、多くの「施工事例(施工前後写真)」を掲載しています。

どんな施工をしているのか、どれだけの経験があるかを知ることで、本当に任せてよいかを判断しましょう。

場合によっては、お客様直筆のアンケートを掲載していることもあるので、必ずチェックしましょう。これらのステップを経て、サンプルを確認し、料金やコーティング剤の種類などが納得できるものなら、問い合わせてみることをおすすめします。