TOP>>フローリングの手入れ方法とは?掃除方法や注意点を紹介

室内に入ったとき視界の多くを占めることから、フローリングは内装の雰囲気を決める重要な要素です。

いつも快適できれいなフローリングを維持するには、定期的なメンテナンスが欠かせません。

とはいえ「どうやってお手入れすればいいの?」と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、

・フローリングのお手入れ方法

・フローリングのお手入れに必要な道具

・お手入れの適切な頻度

について、それぞれの内容を詳しく解説します。

フローリングの種類と掃除道具

フローリングは、大きく分けて無垢フローリングと複合フローリングの2つに分類できます。

それぞれ製造方法が違うため、適切な掃除道具を選ばなくてはなりません。

まずは、フローリングの製造方法と、掃除道具をご紹介します。

無垢フローリングの掃除道具

無垢フローリングは単層フローリングとも呼ばれ、一本の無垢材から作られます。

天然素材ならではの一点ものの模様や、木に包まれているような居心地のよさを楽しめます。

湿度の影響を受けて伸縮するほか、塗装やコーティングを使わないものはキズや汚れがつくため、こまめなメンテナンスが必要です。

掃除の際は、掃除機や乾拭きモップ・シートを使います。水分の影響を受けるため、水拭きは日常的には行いません。

汚れが付着している部分や、床全体がベタベタしているときに、固く絞った雑巾などで行います。

またきれいな状態を保ち、汚れからフローリングを守るために、定期的にワックスをかけるのも重要です。

複合フローリングの掃除道具

複合フローリングは、複数の板を重ねて作られたタイプで、別名合板フローリングとも呼ばれます。

工場で生産されるため、品質のムラがなく施工しやすいのが特徴です。

ウレタンやフローリングシートを張るなど、性能やデザインをプラスすることもできます。

複合フローリングも、基本は掃除機と乾拭きモップ・シートを使います。

水拭きも可能と表記されている場合もあります

フローリングの汚れの原因

フローリングは、メンテナンスをしないままで放置していると、どんどん汚れていきます。

これは、以下の3つの汚れが付着するためです。

・ごみやほこり・髪の毛の蓄積

・飲食物などの水分

・足の皮脂

ごみやほこりは水分がなく、フワフワとしていますが、水分や皮脂とくっつくと、べたべたした汚れになります。

どの汚れも生活上どうしても発生するため、完全になくすのは難しいでしょう。

いつもきれいな状態を保つには、毎日掃除する必要があります。

フローリングの基本的なお掃除

フローリングをきれいに保つには、普段からこまめに掃除しなくてはなりません。

こまめな掃除と聞くと面倒に感じる方も多いかと思いますが、実際はとても簡単です。

まずは基本の掃除方法を身に付けましょう。

毎日の掃除方法

毎日の掃除は、表面のごみを取り除き、汚れを拭き取るだけで十分です。

まずドライタイプの掃除シートや、乾拭き雑巾を床全体にかけます。

これにより、大きなごみなどを取り除けます。ごみは一か所に集めておきましょう。

その後、乾拭きモップや掃除機で集めたごみをきれいにします。

その後、床全体を掃除してください。普段のお手入れはこれだけで十分です。

床に大きなごみや小石などがある状態で掃除機などをかけると、ごみを引きずって傷がつくことがあります。

掃除の際は、先にゴミを集めてからモップや掃除機をかけてください。

また、小さいごみや目に見えないホコリは、人が動くと空中に舞い上がります。

掃除をしても、汚れが宙にある状態では、すぐに汚れてしまいます。

掃除は朝起きてすぐなど、人の動きがほとんどないタイミングで行いましょう。

水拭き掃除のポイント

フロアコーティングをしていてない状態のフローリングの水拭きは痛みの原因になるため、あまりお勧めしておりません

しかし、まれに乾拭きでは取れない汚れがついたり、皮脂で床全体がベタベタしたりすることがあります。

このようなときには、水拭きをします。

水拭きの前に、先ほど解説した方法でごみを取り除いてください。

ごみやほこりがある状態で水拭きすると、かえって床を汚してしまいます。必ずごみを取り除いてから水拭きしてください。

床のごみを取り除いたら、固く絞った水拭き雑巾で、気になる場所または床全体を拭きます。

その後、からぶき雑巾などで床に残った水分を取り除きます。フローリングの水分が完全に乾いたら終了です。

クリーナー掃除方法

水拭きでも取れない汚れがあるときは、専用のクリーナーを使いましょう。

無垢材は基本使えませんが、どうしても汚れが取れないときは、必ず無垢材用のクリーナーを購入してください。

クリーナーを使用するときも、水拭き同様先に乾拭きと掃除機で汚れを取り除きます。

その後、汚れている部分または雑巾にクリーナーを取り、拭き取ってください。

クリーナーが残っていると、フローリングの変色や退色を招きます。

使用後は水拭きと乾拭きで成分が残らないように取り除きましょう。

ワックスがけをする場合

ワックスがけは、晴れた日に床が乾いた状態で行います。

まずは通常のお手入れを行い、ごみやほこりを取り除きましょう。

その後、乾拭きモップや雑巾を使い、木目に沿って部屋の奥から出口に向かいワックスをかけます。

ワックスを塗ったところを歩くと足やスリッパでワックスが剥げてしまいます。

ワックスがけしたところは歩かないようにしましょう。

フローリング全体にワックスをかけ終わったら、ドアなどを開け、部屋全体を換気します。

換気することで、ワックスを乾かします。30分から1時間ほど換気してください。換気が終わったら、ワックスがけは終了です。

フローリング掃除の注意点

フローリングの掃除は難しいものではありません。

しかし注意点を守らないと、掃除の効果が半減されたり、かえってフローリングを傷つけてしまったりすることがあります。

掃除の際の注意点もあわせて覚えましょう。

化学モップ・化学雑巾はドライタイプがおすすめ

フローリング掃除に使える道具に、化学モップや雑巾・シートがあります。

薬剤が含まれており、通常のものよりよく汚れを落とせる道具です。

便利ですが、ウェットタイプだと床の変色や退色を招く恐れがあります。

化学モップ・雑巾などを使うときは、薬剤が床に残らないドライタイプを使いましょう。

また、ワックスがけのときは、化学反応による悪影響を避けるため、普通のモップや雑巾を使ってください。

ワックス剥離剤の使用は避ける

ワックスがけをするとき、前回掛けたワックスを取り除くために剥離剤を使う場合があります。

しかし、ワックス剥離剤は水で薄めて使うため、フローリングが薬剤や水分の影響を受ける可能性があります。

塗り直しのたびに何度も剥離剤を使用することは床へのダメージになることがあります。


まとめ

フローリングは簡単なお手入れをすれば、長期間にわたり美しい状態を保つことができます。

床材や機能に合わせて適切なお手入れをすれば、フローリングを長くよい状態に保てるでしょう。

しかし、とくにワックスがけに苦手意識を持つ人は多いもの。

ムラなく美しく塗っていくのは慣れないと難しく、何度も塗り直しが必要になるためお手入れの時期が近づくと憂鬱に思うこともあるかもしれません。

そうした場合におすすめなのが、フロアコーティングです。

フロアコーティングなら自分でのお手入れは簡単、水分の染み込みで不安になることもなく水拭きも可能です

種類によっては耐久性のあるコーティングもあるので「面倒なお手入れはしたくない」「長く大切に住みたいから、フローリングも長持ちさせたい」といった人にもおすすめです。

ワックスがけから卒業し、フロアコーティングで楽々美しい床をキープしませんか。

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コラム更新日:2023年12月6日(水曜日)

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専任プランナー:佐藤恭典

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