TOP>>フローリングが変色する8つの原因!直し方も紹介

フローリングは、時間が経つにつれ変色します。その原因は、カビや水分、日焼けなどさまざまです。「新築のままの状態に保つのは難しいかも…」と諦めている人でも心配いりません。しっかりと変色の原因を追及することでピカピカになります。それぞれの原因に合わせた対処法が必要になるので、事前に調べておきましょう。そこで、本記事ではフローリングが変色する原因と治し方を紹介します。

フローリングが変色する原因

フローリングが変色する主な原因は、日焼けや湿気、カビによるものです。なぜフローリングが変色するのか、原因を8つ紹介します。

日焼け

とくにリビングなどの直射日光が当たる場所は、太陽光にさらされることで床の塗膜が劣化します。その結果、床の保護機能が低下し、変色していくのです。
日焼けしたフローリングは白くなり、さらに汚れが蓄積されることでグレーに変色することも。部屋全体が均等に変色する場合、そこまで気になることはありませんが、家具が配置されている部分が新築時や入居時のまま変色してしまうと違和感が残ります。
カーテンで日光を遮っていても、隙間からの光で一部分が変色することも珍しくありません。部屋のインテリアや景観が損なわれてしまう可能性があるため、隅々まで確認し太陽光を遮断するような対処が必要です。

液体

コーヒーや醤油などの液体をこぼしてしまうと、フローリングがシミになる可能性があります。
とくに表面に保護塗料が塗られていないフローリングは、液体の色素が定着してしまうので注意が必要です。
保護塗膜が塗られていても、劣化した状態では液体が床に染み込みやすくなります。最悪の場合、水分によりフローリングが伸縮し床鳴りを引き起こす可能性もあります。
液体をこぼすことだけでなく、料理中に油が飛び跳ねたり、観葉植物の水分が漏れたりなど、予想だにしないタイミングで変色を引き起こすこともあるので、変色のもととなる要因を把握しておきましょう。

化学薬品

フローリングの変色の原因の1つとされている化学薬品。フローリングは中性以外の液体に弱く、灯油やアルコール、ゴム素材などの影響で劣化しやすくなります。また、とくにアルカリ性の液体が木材に含まれるタンニンと反応する傾向です。

湿気

フローリングは高湿度にも弱いです。湿気の多い環境ではカビが繁殖し、フローリングが黒ずんだり変色したりする可能性が高まります。
また、水分や湿度が高い状態が続くと、木材が膨張したり変色したりする恐れがあるため、注意しなければなりません。
とくに、布団をフローリングの上にじかに敷いている場所や、窓際、水回りなどが変色しやすくなります。

カビ

カビによって、フローリングが黒く変色することがあります。カビは湿気や水滴などにより発生し、床材の主原料である可塑剤を栄養源として繁殖。20?30度の気温で発生しやすいといわれています。
よく湿気の多い雨の日や夜間に窓を開けたまま放置してしまう人もいるかもしれませんが、それによりフローロングに湿気が残りカビの原因となってしまうことも。また、浴室や洗面所といった水回りも発生しやすい場所です。
カビが発生すると変色するだけでなく、カビの胞子が空気中に舞い上がり、アレルギー症状を引き起こす可能性もあるため、早急な対策が必要です。

足の裏の皮脂汚れ

素足で家のなかを歩くと、いつのまにかフローリングが変色する可能性があります。その理由は、足裏の皮脂汚れには分泌される油分や老廃物が含まれており、これらが床の汚れと結合して黒ずみを引き起こすからです。
また、とくにキッチン周りは油ものをこぼしやすく、知らぬ間に床に落ちた油が足に付着することもあります。油による黒ずみはなかなか落とせないため、注意が必要です。とくにお子さんのいる家庭では、フローリングのうえを走り回ることも多いため、変色がみられやすいといえます。

ワックスの劣化

新築のフローリングはワックスを塗るのが一般的でしたが、そうすることで、床材表面に樹脂の膜ができ、床をキズや汚れから保護し光沢を与えます。しかし、フローリングのうえを歩き回ったり湿気を浴びたりすると、時間が経つにつれてワックスが劣化します。
6カ月ほど経つとワックスは劣化するといわれており、古いワックス層が黒ずんだり、フローリングの表面に汚れが埋まることで変色が生じたりすることも。そのため、定期的にワックスを塗り直すことが推奨されています。
比較的歩行量の多い玄関の入り口はワックスが劣化しやすく、ほかよりも変色が早くなるため、とくに注意が必要です。

フローリングが変色した場合の直し方

フローリングが変色する原因はさまざまであり、それに合った対処法を行う必要があります。誤った直し方をすると効果が得られないだけでなく、さらに悪化してしまう可能性も。しっかりと原因を突き詰めたうえで、直すようにしましょう。

紫外線によって変色した場合

フローリングの種類によって補修方法が異なります。無垢の一枚板から作られており、ひとつの素材で構成されている「単一フローリング」は、変色部分をサンドペーパーで削り、その後オイル塗装を施す方法があります。
一方で、薄く削られた原木を接着剤で張り合わせた合板で構成されている「複合フローリング」は、新たにワックスを塗ることが一般的な直し方です。しかし、変色の度合いが強ければ、この方法では元どおりにはならないため、張り替えが必要になる可能性もあります。
紫外線による変色の悩みを抱えながらも、家にいるときは日光を浴びたいという人も決して少なくありません。そのため、日差しの強い南向きのお部屋などは、日光が当たる時間帯だけで遮光カーテンを使うなどし、直射日光を防ぐのも効果的です。

床面が直接劣化してしまうと、補修対応が難しくなってしまいます。 コーティング剤のなかには、紫外線から床材を守る液剤のフロアコーティングをしておくことで、床材を守る効果があります。

水分によって変色した場合

コーヒーや紅茶、調味料などが原因となる変色は、すぐにから拭きすることで変色を防げます。 ただし、表面に傷やシミがあり色素が浸透してしまった場合は、目立たない色の塗料での塗り直しが必要です。
また、ペットの尿による変色は、まずは速やかに拭き取るようにしましょう。
変色を直すだけでなく、匂いの発生を防ぐべく、しっかりと拭き取り匂い対策にも心がけてください。

それでも対応しきれなかった場合は、剥離剤を使って塗膜を剥がして取る場合もありますが、必ず補修のプロに相談しましょう。 無理に補修を行うと悪化する可能性がございます。

フローリングに水分は大敵です、床面を直接水ぶきしてしまうと、かえってシミが広がってしまうことがあります。事前にフロアコーティングをしておくことで、水分によ変色、劣化を未然に防ぎ、床の耐久性を大幅に長持ちさせることが可能です。 FSSCOATでの取り扱いフロアコーティングの種類は、ほとんど撥水性を兼ね備えていますが、特に撥水性を重視したい方は G-COATがおすすめです。

油分によって変色した場合

油分による変色は、油ものをこぼしたまま放置したり、皮脂が付着したりすることが原因です。
この場合、染み込む前に拭き取ることが重要です。汚れや染みを落とす際には、お酢やクエン酸を使った雑巾で優しく拭くか、フローリング専用の洗剤を使用してこする方法が有効です。
具体的に油に強い洗剤は、油汚れの強力脱脂洗浄剤、アルカリ性洗剤、オレンジオイルを含む洗剤などです。これらの洗剤で水拭きをした後は乾拭きをして、フローリングをしっかりと乾かしましょう。 油汚れが目立つキッチンでは、調理で使った油が気づかないうちに壁やフローリングに付着します。粒子レベルの目に見えない小さな汚れですが、塵も積もれば山となります。そのため、週に1回などと頻度を決め、定期的にクリーナーを使った掃除を行いましょう。

フローリングに油が染み込む前に、ふき取ることが大切ですが、フロアコーティングをしておくことで床材に直接浸透させません。 さらっと、ひとふきでストレスフリーです。

化学反応によって変色した場合

ゴム製品や金属製品による変色は、木材内部まで色が染みこんでいる可能性が高いため、元通りの状態に戻すには板材そのものを交換する必要があります。
変色が表面部分のみの場合は、紙やすりなどで研磨して取り除くことが可能です。 変色を防ぐためには、金属製品を直接フローリングに置かないよう注意しましょう。
具体的にはラグやシートを置くなどし、フローリングと金属、ゴムが直接触れないようにすることが大切です。

湿気によって変色した場合

カビは繁殖が早いため、放置するとカビが深く伸びてしまい、取り除きにくくなります。個人でできるフローリングのカビ掃除方法は、住宅用中性洗剤や市販の室内用洗剤を使い、カビが生えている部分に吹き付けてから拭き取ることです。
拭き取り作業は入念に行い、カビを完全に取り除くよう心がけましょう。また、重曹や漂白剤はフローリング表面を傷めて変色させる可能性があるため、フローリングへの使用を避けるべきです。自力での補修が難しい場合は、業者に頼みましょう。
さらに、観葉植物を置いている家庭も注意しなければなりません。その理由は、鉢周辺の湿度により、フローリングが変色してしまう可能性があるからです。もし変色した場合、フローリング材を変える必要があります。そうならないためにも、観葉植物を育てる際は必ず防水性のマットを敷くようにしましょう。

UVフロアコーティング劣化補修前の黒ずみ床面の剥がれ01
UVフロアコーティング劣化補修作業02
UVフロアコーティング劣化補修前後03
UVフロアコーティング劣化補修作業04

まとめ

フローリングの変色にはさまざまな原因があり、それに合わせた補修方法が求められます。まずは、なぜフローリングが変色したのか、考えられる要因を突き詰めていきましょう。 それでも原因がわからない場合は、フローリングを専門的に扱う業者や店舗に依頼するのも選択肢の1つです。フロアコーティングに特化したFSSCOATは、全国を対象にフローリングに関するお悩みを解決する取り組みをしています。 価格帯などが気になる人には、無料での見積もりも承っています。ピカピカのフローリングを手にいれる最初の第一歩として、気軽に問い合わせてみてください。

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コラム更新日:2024年4月18日

フロアコーティングFSSCOAT

専任プランナー佐藤恭典 

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